人魚姫
海に遊びに行った。

「ユリ~♪」

私はもう15歳。
高校生活を楽しんでいる。

でも、
母がいったような
運命的な出会いには
まだ出会っていない。


彼氏は何度かできたが
あまり長く続かなかった。


だからこそ、
運命を感じるような恋をしたい。



「ユリ~♪
さっきあっちにカッコいい人いたよー♪」

タマキが笑顔をこぼして走ってきた。

「はいはい」

私は軽く返事をして
サチコ達のいる場所へ行った。


「はいはいはないでしょー!」

「ぢゃあふぅ~ん♪」

タマキが私の頭を笑いながら叩いた。

その時、

もし別の場所にいて、
別のコトをしていたら………。

もしそこにいなければ

違う道を
歩んでいたかもしれない……。



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