11歩で歩く道
「美味しいです」



「良かった」











「ご馳走様でした。……本来なら私も何か作ってくるべきなのに」






女としてどうなの?










「いいよ。こっちが無理やり誘ったようなものだから」






「お姉ちゃん。こんどはいつ遊べる?」









「コラ。お姉ちゃんだって忙しいんだから」



「えー」




観覧車の中、雅幸君がキラキラした瞳でこっちを見てきた



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