流星に乗って旅をしようよ
ある冬の朝に
待ち合わせに遅れないように
少し早く家を出た
冷たい空気が頬を包んだ
バスを待ちながらお気に入りの音楽を聞く
バスに揺られて外をみる
道路を掃除するおばあさんと目が合う
12月だけど銀杏はまだ紅葉している
バスから降りる
澄んだ風が鼻を浸透する
人の少ない電車に乗る
柔らかな日差しにうとうと
気がついたらアルバムが変わっている
終点で降りる
あの人が来るまであと30分
温かいカフェオレでも飲んで待っていよう
冷たい空気とカフェオレの甘い香りが鼻を頬をおでこをくすぐる
早く会いたいな
でももう少し今を楽しみたい
そんな休日
クリスマス前の朝十時