魔女の幸せ



輝く金色の髪と長めの前髪から覗く綺麗な顔立ち。
切れ長の目と目があった瞬間に、アリアの心臓がドキッと高鳴った。




ロイドがこちらを見たのに気づいて、ハッとして頭を下げる。

ロイドにやったのと同様…お辞儀だけ。


「宮殿専属にして頂きました、イザベラの弟子のアリアと申します!!」


何だか不器用な挨拶になったが一応伝わっただろう。






「アリア」と声がして、呼んだウィルをジッと見る。





「よく来てくれた。自分の家の様に寛いでくれ。堅苦しいのは抜きだ」



ウィルはニコッと笑いながらアリアに言った。
その笑顔と金髪が合わさり、太陽と言うよりも月のように神秘的に輝いて見えた…








 
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