魔女の幸せ



「今、休憩中だから皆で話してるの。アリアも暇ならおいでよ」


アンナの誘いに、アリアは頷いて部屋を出た。

アンナの他2人は初めて見た人たちだが、この城で一緒に働く人達だろう……
これからも、同じ場所で暮らして働く者として、挨拶くらいはしないと。



仕事部屋から廊下に出て、使用人用の外へ通じるドアから外へ出る。




「アリアさん、はじめまして」


3人の元へ行けば、泥のついた作業服に、麦わら帽子を持った少年がアリアにニコッと笑った。

アリアやアンナよりも幼そうな彼は、マイクと言い、年が16歳だそうだ。
庭師の見習いをやっているらしい。



もう1人は、コックの格好をした女の人。ポプラと言い、22歳で格好の通り厨房で働いてるらしい。



 
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