魔女の幸せ
宮殿入り
「ねえ、聞いた?今日から専属で来る魔女…」
「ああ!!いつもまじないやお守りを作ってくれる魔女でしょ?えっと…イザベラ様!
使いの話では、年齢より10歳若く見えるらしいじゃない?」
「違うの!来るのはイザベラ様じゃないのよ~
来るのはその弟子ですって!」
「弟子?なんでまた……」
「分からないけど、王直々に弟子の方を呼んだみたい!」
「どうせならイザベラ様が見たかったわ~!」
「ね~、王としても能力が高い方を呼べば良かったのに……」
そんな会話が宮殿内に広がる中、
アリアはいつもの地味なドレスを身に纏い、
馬車事お城の敷地へと入って行った。