Signs Of Love【クリスマス短編】
「あ、相手はどこの誰なの?」
「そ、それは…」
「ていうか、三崎さんの事、もう良いの?」
「――……」
「ちょ、なんで黙るのよ…まさか三崎さんが相手なんじゃ……」
言い淀むあたしの表情を窺うような、さっちゃんの視線に。
あたしは肯定の意味を込めて首を縦にコクンと頷けば。
「いつの間にそんな関係になってたのよー!!」
再びカフェにさっちゃんの声が響いたのは言うまでもなく。
「そ、それは…」
あたしは、そのいきさつを説明する羽目になった。