Vrai Amour~美空の場合~
「・・・ウワサは本当、なんですか?」




先生の瞳を見上げると、まっすぐに私が映る。



「・・・さあ、どうだろうね」




私が映る瞳を細めて微笑む先生はさらに色っぽくて、私は思わずため息を漏らした。






「試して、みようか」






先生と生徒。

例え私たちが子供じゃないとしても、そういう関係になることはもちろんいけないことだ。

わかってはいるけど、身体が先生を求めている。

男の人にこうんなふうに思うなんて、私にとっては初めてのことだった。
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