Vrai Amour~美空の場合~
近づいてくる先生をまっすぐには見られない。

先生は着ていた白衣を脱ぎ、自分のデスクに投げる。

そして、白衣を脱ぐとワイシャツの袖のボタンをはずし腕まくりをした。

そこから現れた先生の腕は男性らしく筋肉が締まって見える。



あの腕に抱かれたら・・・



そう思っていた腕だ。






ゆっくりと先生が私の目の前に立つ。

先生の手がそっと私の頬に触れる。




「もっと、キスしようね、美空」




そう言って重なってきた先生の唇はさっきよりも深くて、私は先生のワイシャツにしがみついた。

滑り込んできた先生の舌が私の舌を絡め取り、優しく吸う。



恥ずかしい・・・

でも、もっとしたい・・・
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