Vrai Amour~美空の場合~
先生と結ばれた。






その日の夜は幸せすぎて、なかなか寝付けなかった。

今日見た先生の表情を忘れたくなくて、何度も何度も思い出す。




私に触れてくれた指先

すべてを奪うようなキス

身体の重み

彼の熱い欲情が自分に向けられたこと




例え、今日だけのことだったとしても

私は先生に初めてを捧げられて幸せだと思えた。





『美空』


行為の最中、何度も呼んでくれた先生の甘い声が

夢の中までも木霊していた。
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