Vrai Amour~美空の場合~
「んんっ・・・」


「美空、言ってごらん」



先生は低く甘い声で私の名前を呼び、耳の中に舌を差し込んだ。

先生の舌が耳の中を舐めるとなまめかしい水音が聞こえ、私は思わず身震いした。





「せ、先生が・・・」




「うん?」



話し始めても先生は耳を愛撫し続ける。


その淫らな水音に、表現したい言葉がどんどん流されていく。



「・・・すごく色っぽくて・・・それで・・・」


「それで?」





待ちきれなくなったのか、先生はゆっくりと律動を開始する。

だんだんと激しくなる動きに、私は言葉を紡げなくなる。

喘ぎ声しか出なくなった私を先生は見下ろして満足そうに笑った。
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