Vrai Amour~美空の場合~
私たちは貪りあうようにキスを繰り返す。

「・・・んっ・・ふぅ・・・」

先生を好きな気持ちが溢れて止まらない。

先生がどういうつもりで私とこうしているのかはわからないけど

私を求めてくれていることだけは確かだと感じる。

例えそれだけでもいい。

家でもお姉ちゃんや美桜のように成績も普通でかわいくもない私は

必要のないものとして扱われることが多かった。

誰も私を必要となんてしてないんだ。

小さいころかそう思って生きてきた。

それでも桐島家の娘だからとお嬢様としての教育だけは受けてきた。





でも、私が欲しかったのは・・・・
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