Vrai Amour~美空の場合~
「・・・んっ」

その唇から注ぎこまれたワインの香りが一気に鼻に抜ける。

そして、そのあとに先生の舌が差し込まれ、口腔をゆっくりと舐めた。

「・・・どう?おいしかった?」

ワインのアルコールが一気に身体を熱くする。

「・・・そんな潤んだ目で見たら、また欲しくなってしまうだろう?」

先生はそう言って、親指で濡れた私の唇を拭った。






もっと求めてもらいたい。






求められることは私にとっては最高の喜びで

さらにその相手が先生であることが最高に幸せだった。





「・・・美空、ベットに行こうか」




そう言って先生に抱き上げられると、あっという間に身体の奥がじんじんし始めた。







< 36 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop