Vrai Amour~美空の場合~
「・・・先生?」



「・・・あ、いや・・・美空の期待に答えられなかったかなって」


私はふるふると首を横に振った。



「そんなに足りなかったのなら・・・」



先生はふっと笑うと、そのまま私を抱き上げる。


「・・・えっ・・・ちょっ・・・先生!!」


そして、一番最初のときのように作業台の上に寝かされた。




ひんやりした木のぬくもりに少しだけ鳥肌がたった。



「・・・美空、自分で足を開いてごらん」


必死に閉じたひざを先生の指先がくすぐる。
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