Vrai Amour~美空の場合~
「ふふ、これであなたはあたしのものね」

秋緒は濡れた髪をタオルで拭きながら、咲子が寝そべっているベットに腰をかけた。

「俺はモノ?」

少し苛立ったように秋緒は髪をぐしゃぐしゃと拭いた。

「あら、なんでもいいじゃない?これからは気兼ねなくこうして会えるんだし」

咲子は体を起こすと、濡れている秋緒の背中にゆっくりと頬を寄せる。

「・・・いいんですか、娘をだましてまで」

秋緒はタオルを床に落とすと、咲子をベットに組み伏せた。

咲子は元モデルだけあって、40を過ぎても尚その美貌は色あせていない。

しっとりと濡れた肌。

張りのある胸。

すらりと伸びる細い足。

子供4人を産んだとは思えないほど、素晴らしいプロポーションを保っ
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