Vrai Amour~美空の場合~
「・・・・ふふっ」
タクシーの後部座席に体を沈めると、なぜか笑いがこみ上げてくる。
「何?突然」
「・・・まさか、先生がこんなことするなんて」
しかも、私もこんなことするなんて・・・
今までの私だったら考えられなかった。
「・・・仕方ないだろ。いろいろ大変だったんだ」
全部聞かなくてもなんとなくわかる。
「・・・許してくれる?」
「許すも何も・・・」
先生はお母さんに脅されていただけ。
「許してくれるなら、キスして。美空」
くいっとあごを上に向かされ、ゆっくりと先生が顔を近づける。
タクシーの後部座席に体を沈めると、なぜか笑いがこみ上げてくる。
「何?突然」
「・・・まさか、先生がこんなことするなんて」
しかも、私もこんなことするなんて・・・
今までの私だったら考えられなかった。
「・・・仕方ないだろ。いろいろ大変だったんだ」
全部聞かなくてもなんとなくわかる。
「・・・許してくれる?」
「許すも何も・・・」
先生はお母さんに脅されていただけ。
「許してくれるなら、キスして。美空」
くいっとあごを上に向かされ、ゆっくりと先生が顔を近づける。