Vrai Amour～美空の場合～

「トーマ先生！！」



さっきの女の子の声だ。




私はそのままそっと先生を見上げる。

先生は押さえていた手をゆっくりと下ろすと、ゆっくりと唇を重ねた。






「先生～？」



や・・・見つかったらどうしよう・・・

そうは思うのに、先生を突き飛ばせない。

先生の唇、すごく気持ちいい・・・





そう思いながら先生の唇を受け止める。


ねっとりと絡められる舌が気持ちよくて、私は一瞬にして溶かされてしまう。