極上★獄女~fight1~


そして次の日の朝

いつもよりかなり早く真理亜として澪は家を出る

元ヤン時代の舎弟白鴎悟(はくおうさとる)は今となっては家に使える運転手だ

不良をやめた澪でもそばにいたいと志願していた悟を澪が運転手として雇った

澪にとって家の中では一番気軽に話せる奴だからこそ昨日のような会話ができるのだ

『今日はお早いんですねいつもなら魚くわえて車に乗り込んでくるのに』
と悟は軽い冗談をいう

それにたいし澪は
『俺はは猫じゃねぇwww』

と朝から楽しく会話しているうちに学校に着いた

悟は今までの会話がなかったかのようにキリッとした凛々しい顔で車のドアをあける


最近澪は毎日の出迎えがうっとうしくなったので家をはやくでたので登校している生徒はまばらだったので出迎えがいなかった



澪はいつもドアをあける時の悟ががっこよくてまじまじと見てしまう

(こいつ昔は暴走族舞霊怒のリーダーで肉弾戦ばっかりしてたのに…)

そんなことを思うとつい笑いが込み上げる


『どうなさいましたか?真理亜お嬢様?』

といつまでもじろじろ見られて恥ずかしくなった悟が澪に声をかける


澪ははっ!として真理亜お嬢様として振る舞う

『いいえ、なんでもなくてよ。』


それをきいた悟は笑みを浮かべ
『行ってらっしゃいませお嬢様』

悟の金髪が風で揺れ朝日に反射して輝いた



悟が余裕で返してきたので真理亜は

『行ってくるわ、舞霊怒』

と意地悪く微笑みかえしたのであった




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