極上★獄女~fight1~
やっちまったぜ★
ファンにかこまれたくない真理亜は教室ではなく学校内にある公園の広い芝生の広場にきていた
セレブの子たちは高級品を身に付けていて公園の広場の芝生にはふむきであまりこない
だから真理亜以外あまり人がいないためここは真理亜のお気に入りだ
サァアアと揺れ動く芝生の上で寝転がるのが真理亜は好きだった
そしてもう一つ好きな理由が…
ぴょん!
寝転がっていた真理亜のお腹に飛び乗ってきた
真理亜はサッと起き上がり
『あはっ!桜~よくきたね♪』
ひざに飛び乗ってきた薄ピンクのうさぎをのせ撫でる
そうこれがもう一つの理由
学校に入学しても真理亜は外見しかみてもらえず友達が出来なかった、できたのはファンクラブとストーカーと真理亜専用盗撮部だけ
今日みたいに学校にはやくきたときに広場でこのうさぎと出逢い仲良くなった
『ほら!今日はパン屋さんでもらえるパンのみみ!!』
澪はカバンからパンのみみをだしうさぎに一本一本丁寧にあげていた
もしゃもしゃ
うさぎは喜んで食べる
『ふふーっおいしいでしょこれあたしの近所にある有名なパン屋さんのなんだからね♪』
とルンルンしていたら
『…あ、あのそれ僕のうさぎなんですけど』
と後ろから弱々しい男子生徒の声が聞こえた
真理亜は聞かれた!?とあせりながらも振り向いた
そこに立っていたのは明るめの茶髪で童顔の可愛い華蓮高校の制服をきた男子生徒だった
『僕のうさぎって…桜が?』
と聞くと男子生徒は
『あ、桃に名前までつけてくれたんだ』
とにっこり真理亜に微笑んだ
あまりにも可愛くて真理亜はどきっとしてしまった
『この子桃っていうんだ。ごめんなさいわたし勝手に…』
真理亜がそういいかけると男子生徒は
『謝らなくていいですよ。桜という名前可愛いですしよかったらもらいたいのですがよろしいですか?』
思わぬ言葉に真理亜はポカーンとしてしまった
男子生徒はあ!と声をだすと
『僕まだ名前名乗ってなかったですね。僕の名前は風雲児零(ふううんじれい)これでも一様二年生ですよろしく。』
その自己紹介に真理亜はいろいろ混乱してしまった
風雲児と言ったら多数のアパレルショップや日本の機械系半分を生産しているあの有名な風雲児グループしか思い浮かばないし…
てか、こんな中学生みたいなツラして私より1コ上かよ!
なんて回想をめぐらしていたら
『あの…西天智さん?』
さずいたら目の前に風雲児の顔があった…って
ええぇぇぇ!!!!!!!!