万葉集を読む
55番
[番号] 01/0055
[題詞] (大寶元年辛丑秋九月太上天皇幸
于紀<伊>國時歌)
[原文] 朝毛吉 木人乏母 亦打山
行来跡見良武 樹人友師母
[訓読] あさもよし紀人羨しも真土山
行き来と見らむ紀人羨しも
[仮名] あさもよし,きひとともしも,
まつちやま,ゆきくとみらむ,
きひとともしも
[左注] 右一首調首淡海
[事項] 雑歌,大宝1年9月,年紀,
作者:調首淡海,紀伊行幸,和歌山,
亦打山,従駕,羈旅,土地讃美,地名,
枕詞
あさもよし紀伊は橋本祈り道紀見の峠を
我も越えたし
真土山都人には憬れの果たしていかに
住みし人には