万葉集を読む

107番


[番号] 02/0107
[原文] 足日木乃 山之四付二 妹待跡
    吾立所<沾> 山之四附二
[訓読] あしひきの山のしづくに妹待つと
    我れ立ち濡れぬ山のしづくに
[仮名] あしひきの,やまのしづくに,
    いもまつと,われたちぬれぬ,
    やまのしづくに
[事項] 相聞,作者:大津皇子


この歌を贈りしときはその命永遠なりと
信じてたやも

万葉の相聞歌には詠み人の非業の最後
あるを知るなり

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