万葉集を読む

108番


[番号] 02/0108
[原文] 吾乎待跡 君之<沾>計武 足日木能
    山之四附二 成益物乎
[訓読] 我を待つと君が濡れけむあしひきの
    山のしづくにならましものを
[仮名] あをまつと,きみがぬれけむ,
    あしひきの,やまのしづくに,
    ならましものを
[事項] 相聞,作者:石川郎女


恋の歌交わす相手の定めなど
知る由もなし山は濡れけむ

万葉の時代も人の血塗られし争いあるを
歌で知るなり







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