万葉集を読む
320番
[番号] 03/0320
[題詞] (詠不盡山歌一首[并短歌])
反歌
[原文] 不盡嶺尓 零置雪者 六月
十五日消者 其夜布里家利
[訓読] 富士の嶺に降り置く雪は六月の
十五日に消ぬればその夜降りけり
[仮名] ふじのねに,ふりおくゆきは,
みなづきの,もちにけぬれば,
そのよふりけり
[左注] (右一首高橋連蟲麻呂之歌中出焉
以類載此)
[事項] 雑歌,作者:高橋虫麻呂,富士山,
静岡,地名,土地讃美,羈旅
白妙の雪の富士には青い空青い海より
望みたきかな
雪もよし雪が無ければそれもよし
富士は富士なり在るだけでよし
[題詞] (詠不盡山歌一首[并短歌])
反歌
[原文] 不盡嶺尓 零置雪者 六月
十五日消者 其夜布里家利
[訓読] 富士の嶺に降り置く雪は六月の
十五日に消ぬればその夜降りけり
[仮名] ふじのねに,ふりおくゆきは,
みなづきの,もちにけぬれば,
そのよふりけり
[左注] (右一首高橋連蟲麻呂之歌中出焉
以類載此)
[事項] 雑歌,作者:高橋虫麻呂,富士山,
静岡,地名,土地讃美,羈旅
白妙の雪の富士には青い空青い海より
望みたきかな
雪もよし雪が無ければそれもよし
富士は富士なり在るだけでよし