万葉集を読む
22番
[番号] 01/0022
[題詞] 明日香清御原宮天皇代
[天渟中原瀛真人天皇謚曰天武天
皇] /十市皇女参赴於伊勢神宮時
見波多横山巌吹黄刀自作歌
[原文] 河上乃 湯津盤村二 草武左受
常丹毛冀名 常處女煮手
[訓読] 川の上のゆつ岩群に草生さず
常にもがもな常処女にて
[仮名] かはのへの,ゆついはむらに,
くさむさず,つねにもがもな,
とこをとめにて
[左注] 吹黄刀自未詳也 但紀曰
天皇四年乙亥春二月乙亥朔丁亥
十市皇女阿閇皇女参赴於伊勢神宮
[事項] 雑歌,作者:吹黄刀自,十市皇女,
阿閇、皇女,三重,予祝
幼き子愛らしさゆえそのままで
願う気持ちの儚くもある
赤ん坊その愛らしさ生き物に
神が与えた愛のお守り