万葉集を読む

337番

[番号] 03/0337
[原文] 憶良等者 今者将罷 子将哭
    其彼母毛 吾乎将待曽
[訓読] 憶良らは今は罷らむ子泣くらむ
    それその母も我を待つらむぞ
[仮名] おくららは,いまはまからむ,
    こなくらむ,それそのははも,
    わをまつらむぞ
[事項] 雑歌,作者:山上憶良


ふるさとに老いた母あり気丈にも
一人暮らしを続けているが

母がまだ元気なうちに帰郷して
顔を見せろと姉たちは言う

ふるさとにふと帰りたいそう思う
日が来るでしょうこだわりを捨て
< 48 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop