万葉集を読む

342番

[番号] 03/0342
[題詞] (<大>宰帥大伴卿讃酒歌十三首)
[原文] 将言為便 将為便不知 極
    貴物者 酒西有良之
[訓読] 言はむすべ為むすべ知らず
    極まりて貴きものは
    酒にしあるらし
[仮名] いはむすべ,せむすべしらず,
    きはまりて,たふときものは,
    さけにしあるらし
[左注]
[事項] 雑歌,作者:大伴旅人,讃酒,
    太宰府,奈良,福岡,地名


言いもせずつくろいもせず極まりて
貴きものは自然なるかな

酒もよしただの水よし何ごとも
極めぬまでもこだわりぬけば
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