万葉集を読む

345番

[番号] 03/0345
[題詞] (<大>宰帥大伴卿讃酒歌十三首)
[原文] 價無 寳跡言十方 一坏乃
    濁酒尓 豈益目八<方>
[訓読] 価なき宝といふとも一杯の
    濁れる酒にあにまさめやも
[仮名] あたひなき,たからといふとも,
    ひとつきの,にごれるさけに,
    あにまさめやも
[左注]
[事項] 雑歌,作者:大伴旅人,讃酒,
    太宰府,奈良,福岡,地名


一杯の酒もよければ一片の石に値を
見出すもよし

大金に一生縁はなけれども世の大金に
増さる夢あり
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