脳 内 チ ョ コ レ ー ト ~チョコレートのように甘くスウィートに~



「おいしー…」


「…」


なんて返せばいいかよくわからない。


「あ、」


「え?」


彼は唐突に口を開く。


「キミ、名前なーに?」


「あっ…莉子、です」


とっさに答える。


「莉子?」


「は、はいっ」


名前を呼ばれてドキドキする。


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