番長様の言うことは絶対!?
「響には、負けない。」



響が居なくなってから、ずっと西高を守って来た。



響であろうと誰であろうと番長の座を譲るつもりは毛頭無い。



「良い返事だ。放課後、楽しみにしている。」



響はニヤリと笑うと職員室に入って行き、私は小さくため息をつくと、教室に戻った。



「番長!転校生が元番長って本当か!?」



教室に戻った途端、敬二に聞かれ視線を感じ、周りを見ると他の皆も気になるみたいで私をジッと見ていた。
< 15 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop