番長様の言うことは絶対!?
「大変だ!!真紀!」



「どうしたんだ、風河先輩?」



教室に蒼白した顔で飛び込んで来たのは、『風河 正樹』



高2で優しげな顔をしていて身長が高く、ひょろ長いが喧嘩には凄く強い。



情報通でこの学校のNo.2だ。



「転校生の話は聞いているよな?」



「ああ、男だろ?」



「ああ、今日俺のクラスに転校して来るんだけどさ、担任に会ったから名前聞いたら『竜崎 響』って言ったんだ!」



「なんだって!!?」



『竜崎 響』なんて大層な名前の人物は、そうそう居ない。
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