悪女の恋〜偽りの結婚〜
俺はコンビニに寄り、種類の違う缶チューハイ3本と、裂きイカやポテチやらを買い込み、マンションへ帰った。当然ながら、結衣のいないマンションへ……
リビングのソファーに座り、リモコンでテレビの電源を入れると、訳の分からない韓流ドラマが映り、おどけた男優の演技に、バカにされた気がして腹が立ち、チャンネルを代えた。何かの通販だとか、グルメだとか、どのチャンネルもろくな番組を流してないが、音が無いと寂しいので、適当なチャンネルでそのままにした。
テーブルの上に買って来たものを広げ、乾き物の袋を開け、レモンの缶チューハイのプルリングをプシュッと引き上げ、喉にゴクゴクと流し込む。
酸味ときつい炭酸に顔をしかめながら、ある光景を想像し、
クソッ!
思わずそう吐き出していた。
その光景とは、どこかのラブホの一室で、全裸の結衣があの茶髪男の下で、歓喜に身悶える姿だった。
リビングのソファーに座り、リモコンでテレビの電源を入れると、訳の分からない韓流ドラマが映り、おどけた男優の演技に、バカにされた気がして腹が立ち、チャンネルを代えた。何かの通販だとか、グルメだとか、どのチャンネルもろくな番組を流してないが、音が無いと寂しいので、適当なチャンネルでそのままにした。
テーブルの上に買って来たものを広げ、乾き物の袋を開け、レモンの缶チューハイのプルリングをプシュッと引き上げ、喉にゴクゴクと流し込む。
酸味ときつい炭酸に顔をしかめながら、ある光景を想像し、
クソッ!
思わずそう吐き出していた。
その光景とは、どこかのラブホの一室で、全裸の結衣があの茶髪男の下で、歓喜に身悶える姿だった。