仕事上手(?)で恋愛下手(!)
私は職員ロッカーで千寿ちゃんに
借りた服に着替えながら、
一抹の不安を感じていた。

(胸空きすぎじゃない…?)

借りた相手が悪かったと思ったけど、
今さら自分の家に戻る余裕なんて
なかった。

「花菜~。着替えできた?」

「花菜ちゃ~ん。」

奈南と由希ちゃんが覗いてきた。

「まぁまぁじゃない?
服に着られている感はあるけど。」

「胸が貧弱だね~。
ほらほら猫背にならないで!
爪やるから相談室戻るよ。」

(お前等はピーコか…!?)
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