仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「さぁ出ようか。」

っと大和先生が席を立った。

(あれ会計は…。)

なんて思っているうちにお店の外に出てしまった。

(あ。電話で外に出たときに
会計したんだ…。
どこまでも、デキる人だなぁ。)

なんて感心しながらも、

「先生、今日は私がご馳走する話しでしたよ。
お支払いさせて下さい。」

っと言うと、

「花菜。
笑って。ご馳走さまって言って。
それで良いから。それでも、奢られることに
気が引けるんだったら、
あと一杯お酒付き合って。
バーに行ったら年上が支払うのが当然なんだから
そこは恥かかせないでね。」

確かに、私がここで騒いでも先生の顔を
潰すだけだということは理解できた。

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