仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「先生、とってお美味しかったです。ご馳走様でした。
もし、お邪魔でないなら
もう少し一緒にお酒を飲みたいです。」

っと言うと先生は嬉しそうな顔をして

「良かった。断られたらどうしようかと思ったんだ。
それにしても、今日は花菜の可愛い顔を
たくさん見れて良かった。」

っと言いながら、先生は私を連れて階を一つ降りた。
そこは普通に宿泊の部屋がある階で
バーラウンジのようなものは見当たらなかった。
先生は私の手を引いて、角部屋の前で止まった。

「花菜。
社会科見学させてあげようか。」

そう言ってカードキーを使って部屋を開けた。
そして、私を先に部屋に入れてくれた。

広くて大きな部屋だった。

「スイートルームだよ。」

大和先生が部屋のドアを閉めながら言った。

部屋のカーテンは開いたままだった。
それもそのはずで、そこからはまた
キレイすぎるほどに眩しい夜景が見えた。
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