仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「じゃっ、これはどうかな…。
消防署の職員さんて軽自動車を
あんまり乗らないって聞いたんことが
あったんだけどこれって本当ですか?」

っと言いながら陽希君の運転している
顔を覗き込んだ。

「それは、半分本当かな…。
ほら、俺らは事故現場とかにも
救急で駆けつけるでしょ。っでやっぱり
自動車事故って規模にもよるけど
自動車によっても被害者の怪我の状態が
全然違うのを日々見てるんだよね。

だから、軽よりは普通車乗ってる方が
多いかなぁ。」

陽希君は前を向きながら答えてくれた。
運転している姿は本当にカッコ良くて
ついつい見惚れてしまった。

今日は本当に天気が良くて
ドライブ日和だった。
太陽の光が車の中に差しこんできて
暖房を付けなくても大丈夫なほどだった。
眩しい光と、水色の空、白い雲、
ただそれを見ているだけでも十分だった。


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