仕事上手(?)で恋愛下手(!)
次の日

私は、昨日の言葉を信じて消防署に
電話をしていた。

「村木会総合病院で相談員を
しております西村と申しますが、

避難訓練を病院で実施したいと
思いましてご連絡しました。

担当者の方はいらっしゃいますか。」

と話すと、事務らしき女性が機械的に

『お待ちください。』

と話し、保留音が流れた。
ぷつっと、保留音が切れ、

『お電話変わりました。
高羽(たかば)と申します。』

電話に出た、職員さんは何だか
聞いたことのあるような声だったけど、

電話での声なんてあてにならないから、
私はそんな自分の記憶を無視して、
話を進めた。

「避難訓練の実施についての
ご相談だったんですが…。」

と話し出し相談を進め、避難訓練の前に一度、病院内の設備点検をして頂く
ことになった。

「ありがとうございました。

では、明後日お待ちしております。
受付へ相談室の西村とお話しして、
呼び出して下さい。

どうぞよろしくお願いします。」
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