仕事上手(?)で恋愛下手(!)
不意に声を掛けられ
ビックリして声を出すと、
手で口を塞がれた。

「大きな声出さないで、花菜。
せっかく会えたんだから。」

私は目の前に大和先生が立っていたことに
全く気が付いていなかった。

「さっちゃんと話ししているのが
花菜だってすぐに分かったよ。」

っと正面からぎゅっと抱きしめてきた。

「土曜日、先にいなくなってごめん。
どうしても行かなくちゃいけなくて。」

抱きしめた腕を緩めて、先生は私の目を
じっと見つめながら言ってくれた。

「いいんです。
仕事なんですから。気にしないでください。
それより、先生もう行かないと。
それに誰か来たら大変。」

と言うと、先生は

「花菜が、オレを見上げる顔は本当に
可愛いね。誰かが来たら突き飛ばして
無理やりされたって言えば良いよ。」

当然のように話す大和先生に私は

「そんなこと、出来ません…。」

っと言うと先生は顔を近づけてきて
軽くキスをした。
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