仕事上手(?)で恋愛下手(!)
もともと私の仕事というものは
病院内のあらゆる相談を受けることで
もちろんお年寄りだけが対象ではなく、
幅広い年齢層の方の相談に乗っている。

現在、自宅で暮らす絢子さんは
病院の相談員の対応していく範疇とは少し異なってくる。
私が病院を出て訪ねて行ったりする機会もほとんどない。


そんな状況もあって私達は地域の高齢者の相談を受ける
センターへも行って絢子さんの生活を
見守ってもらうようお願いをすることとなった。

そこでの話合いで、センターとの役割分担を行った。
そして私に与えられた役割は、絢子さんの
認知症の診断をどうにか行うというものでだった。


実は絢子さんは次回の受診の予約も
由紀ちゃんが気を利かして整形外科で
取ってくれていたのだ。

なので、来月は来る予定になっている。
それを伝えたところ、そこから検査をし、
何とか診断をしてもらうこととなったのだ。

今日相談に行った地域の高齢者の
相談窓口(地域包括支援センター)の職員の方とは
日頃から連絡を取り合うっていて顔見知りの仲だったので、
なんとか早めの対応をお願いすることができた。


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