仕事上手(?)で恋愛下手(!)
恋愛するとそれに捕らわれて
身動きが取れなくなることがある。
今の私はそれに近い状態だった。

恋はキレイなことばかりじゃない、
そんなの分かってるハズだったのに
学びのない自分にもウンザリだった。


ちょっと遅刻はしたものの職場に
着いて、仕事をしていると

「早いじゃねぇか。
何にもなかった…はずねぇか。」

私の隠しきれなかった
クマだらけの目元を見て、主任は
同情するように肩をポンポンと叩いた。

「主任。相談があります。」

後ろ姿の主任を呼び止めて、私は
ある相談をした。

「本気なんだな?
まぁしょうがねぇか。
上に掛け合ってやるよ。」

誰もいない場所で話したが少し不信
だったかもしれない。

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