仕事上手(?)で恋愛下手(!)
羽ばたく天使。
大事件。
「お電話代わりました。西村です。」
『消防署の高羽です…。
あ…。関わっている…高齢者の…。』
電話の後ろがあまりにも騒々しく、
何を言っているのか分からなかったので
「すみません。
お電話が遠いようなんですが…。」
っと声を張り上げて聞き返すと
『今、高齢者の女性でひとり暮らしの方のお宅で火災が発生しているんですが、
本人が動揺していて話になりません。
ただ、本人の保険証と一緒に西村さんの名刺がありまして、
ご存知かどうかの教えて頂きたくて
電話をしました。』
仕事の電話だから当然なのかも
しれないけど
陽希君は淡々と話していた。
「あの、その方のお名前は…?」
唾をごくりと飲み込むのも辛いほどに
喉の奥が乾いている感じがした。
(誰のこと、だ…?)
『杉本絢子さんとおっしゃる方です。』
『消防署の高羽です…。
あ…。関わっている…高齢者の…。』
電話の後ろがあまりにも騒々しく、
何を言っているのか分からなかったので
「すみません。
お電話が遠いようなんですが…。」
っと声を張り上げて聞き返すと
『今、高齢者の女性でひとり暮らしの方のお宅で火災が発生しているんですが、
本人が動揺していて話になりません。
ただ、本人の保険証と一緒に西村さんの名刺がありまして、
ご存知かどうかの教えて頂きたくて
電話をしました。』
仕事の電話だから当然なのかも
しれないけど
陽希君は淡々と話していた。
「あの、その方のお名前は…?」
唾をごくりと飲み込むのも辛いほどに
喉の奥が乾いている感じがした。
(誰のこと、だ…?)
『杉本絢子さんとおっしゃる方です。』