仕事上手(?)で恋愛下手(!)
私も透明で綺麗な液体を目で楽しんで
香りを楽しんで、
口に入れた。

ビックリするほど甘かったけど
それは天然の甘さで
人工甘味料が加わった味では
なかったので、いくらでも飲めそうな
透明感のある味わいだった。

「甘くて美味しいね、花菜。」

「そうだね。でも、恋もこのくらい
甘いだけならいいのにな。」

と呟くと

「バカね花菜。
こんなに甘いだけ甘かったら
飽きるのだって早いわよ。
くるくると変化があるから
恋なのよ。」

奈南の言うことも
一理あると思わず納得してしまった。
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