仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「きっと、お前年が明けたら
忙しくなるぞ。覚悟しておけ。
そして、いつまでも迷って
られないかもな・・・。」

主任の意味深な一言は敢えて
考えないことにした。

相談室に戻って、仕事を再開すると
すぐに終業時間を迎えてしまった。

私は珍しくまっすぐ帰宅した。
そして、私は絢子さんの件でお世話に
なったこともあって、重い腰を上げて
陽希君へ連絡を取ることとした。

(取り敢えず、お礼、
お礼しなくちゃ。)

電話をする理由を見つけて
話す言葉も全部用意して、
意を決して電話帳に登録されている
陽希君の場所を開いて、
唾を一つ飲み込み、番号をタッチした。
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