仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「わっ。
どうしたの?花菜さん。
俺何か気に障るようなことした?
もしかして、何かあった??」

おろおろしている陽希君の姿にビックリして
涙はすぐに止まった。
自分の手で涙を拭いながら陽希君の方を向いて
無理やり笑顔を作った。

「大丈夫。ごめんね。
急に泣いたりして。

さっき、起きて居なかったから
また、仕事に行ったのかなと思ったの。
仕事だからしょうがないと思ったけど、
やっぱり寂しくなっちゃって、

そしたら帰ってきたから嬉しくて…。

初めてだね、朝食を一緒に食べるの。」

すると、言い終わるか終わらないか寸前のところで
ギュッと強く抱きしめられた。

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