仕事上手(?)で恋愛下手(!)
二人でゆっくり朝食を摂った後は
陽希君が持ってきた洋楽の
ミュージックビデオを見ながら
コーヒーを飲んで過ごした。

久しぶりに過ごす穏かな
日曜日だった。
私達は肩がくっつくほど
近い距離で寄り添って過ごした。 

たくさんの会話はなかったけど、
十分だった。
体温を感じる距離で
お互いへの思いも感じることが
出来た気がした。

そして、そんな均衡を破ったのは、
お互いの携帯へのメールだった。 

オルゴール音で先に私の携帯が鳴り、
続いて陽希君のバイブ音が
テーブルで響いた。
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