仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「何か良いことあったの?」

顔をに出てしまっていたようで陽希君から
声を掛けられた。

私は言葉を濁しながら

「もしかしたら、夢が叶うかもしれないんだ…。」

とだけ言った。すると、特に追及することはせずに

「良かったね。」

と笑ってくれた。その笑顔がぎこちない笑顔だったなんて
その時の私は自分のことしか考えてなくて
全然分からなかった…。

陽希君と過ごしたこの二日間は本当に幸せだった。
私も陽希君をより深く理解することが出来たし
きっと陽希君にも私のことを知ってもらえたと思う。
お互いを分かりあえた実感があった。
心の距離が近くなった実感があった…。

きっと、私達が恋をするならこれからなんだとも思った。

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