仕事上手(?)で恋愛下手(!)
話が大分逸れてしまったと
自分でも反省しながら、
話題を戻した。

「陽希君。私、この仕事を
もっと究めてみたいって昔から
漠然と思ってて、

陽希君に会って、仕事の話とかを
聞いたらそれがより一層
強くなったの。

甘えが許されない厳しい場所で
自分をもっと鍛えてみたいって…

私、まだ確定ではないけど
春になったらオーストラリアに
行こうと思ってます。」

陽希君の目を真っ直ぐに見て
静かに話した。
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