仕事上手(?)で恋愛下手(!)
他人事だと思ってアハハと笑う奈南に
ちょっと殺意を覚えていると、
お店のバイトらしき可愛い女の子が
クラッカーを持って私達に声を掛けてきた。

「あともう少ししたら、カウントダウンしますので
カウントがゼロになったら
合図しますんでクラッカー鳴らして下さい。」

笑顔の可愛い女の子だった。

「は~い。」

私達は行儀よく返事をして、クラッカーを受け取った。

その子は他のお客さんににもクラッカーを渡して
廻ってその帰りに
また、私達の席に寄ってくれた。

初めての客だったからマメに声を掛けてくれたのかと
思っていた。

「あの…。もしかして、駅前の
総合病院にお勤めしていませんか?」

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