仕事上手(?)で恋愛下手(!)
…。

私達は顔を見合わせた。

(初めて入った店で、陽希君の兄弟に
会っちゃうなんて…。)

「なんて、私達って縁があるのかしら。
バーイ花菜。みたいに思ってるんじゃないのぉ?」

っと心を見透かしたように奈南が横から
突いてきた。

「そりゃぁ、少しは思っちゃうでしょ…?」

っと小競り合いをしていると
突然、店の中の音楽のボリュームが上がって
雰囲気ががらっと変わった。

新しい年へのカウントダウンが始まった。

「じゃぁ、皆さん一緒にお願いします。
10、9、8、7、6…」

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