仕事上手(?)で恋愛下手(!)
病室へのノックは慣れているけど、
また勝手が違って、
手が震えるほど緊張した。

それでも三回大きく深呼吸をして
意を決して院長室のドアを叩き、
中に入った。

「失礼します。
相談室の西村花菜と申します。」

っと挨拶をして頭を下げた。

「あ。楽にして。
そこ、座って。」
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