ホット☆ファミリー
問題は腰のところ。
俺、裁縫苦手だし
どうしようか。
少女は俺の考えてることを察したのか一緒になって考え始めた。
顎(アゴ)に手を当てて首を傾げている。
ふと、少女は自分のリュックの元へ行き、ポーチの中から何かを取り出した。
そして腰の部分の布を全部後ろの方にもっていってなにかで止めた。
尻尾(シッポ)?
少女のお尻には尻尾が出来ていた。
「なんだそれ。」
それがなんとも小さな少女に似合っていて。
可愛らしいその光景に微笑みが零れてしまう。
「な、なに!?くくらないと落ちてくるのッ!!」
「わかってる。」
「う゛ぅ」
「ふっ・・・」
「また笑ったッ!!」
こんな気分になったのは久しぶりかもしれない。
なんだか和んでしまっているが本題はこれから。
それを思い出したのは少女の衝撃的な一言でだった。
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